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ビットコイン価格予想:2021年も上昇が期待できる理由

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TAKU

米MBA卒/金融ライター/FIRE投資家
タイのバンコクでワイフと緩く暮らしてます。アメリカ株を中心としたポートフォリオを運用中。

どうも、三度の飯より投資が好きなTAKUです。

2020年12月に史上最高値の2万ドルを超えたビットコインですが、この好調はいつまで続くのでしょうか。

僕は2021年もビットコイン価格は上昇していくと思ってます!

これはあてずっぽで言っているわけではなく、ちゃんと根拠があるのでそれを語りたいと思う。

2020年にビットコインに起きた変化

まずは2020年にビットコインに何が起こったかを話したいと思う。

始めにビットコインと米ドルのチャートを見てくれ。

2019年のビットコイン価格の動向はかなり悲観的なものだった。

従って2020年もビットコインはそれを引き継ぐように思われた。

実際に3月のコロナショックで株式市場が全面安に見舞われた際には4,000ドルを割れ込んだ。

しかしながら2020年5月の半減期に向けてビットコイン価格は再び上昇していくことになる。

ビットコイン価格が1万ドルに突破してからは長らく停滞し、上がる材料を探していたように思われた。

それに半減期後にはマイニング報酬が下がったことで安定的にシステムが稼働しなくなるのではとの懸念もあった。

最終的にビットコイン価格は年末に過去最高値の抵抗線を抜け、上方へブレイクアウトすることとなった。

大手決済サービスの採用

ビットコインの高値更新はタイミングに恵まれた面もあったと思う。

実際にパイパルが仮想通貨関連サービスを開始すると発表したことは年末にかけての好材料となった。

正直、ペイパルの仮想通貨関連サービスは取引を目的とするものではなく、基本的に購入と保有、それに決済利用を目的としたもので特に目新しいわけではない。

それに他のウォレットに仮想通貨を転送できないような仕様になっており、とりあえず対応しました感が強い。

それでも決済業界の巨人が仮想通貨市場に参入したインパクトは強く、人々のビットコインに対する関心を再び呼び戻した。

その他にも決済業界では新興企業として有力なSquareが同様に仮想通貨を採用している。

ちなみにこれがなぜ好材料となったかは2つ理由がある。

  • 仮想通貨決済の利用拡大に対する期待
  • 仮想通貨市場へのアクセスの拡大

実際、仮想通貨を通貨として利用するには時期尚早だと思うが、大手企業が意思を示すことは大事だ。

資産クラスとしての地位向上

これに併せてビットコインは金融業界での地位が高まっており、これまでのように投機的な資産ではなくなってきている。

確かに2019年までは投機的な側面が強かった。

しかしながら今ではビットコインはデジタルゴールドと呼ばれ、米ドルのインフレヘッジに用いられる重要な役割を担っている。

BTC/USD vs. Gold vs. DXY 1-day chart. Source: TradingView

このチャートはビットコインと金、米ドルインデックスの値動きを重ねたもの。

青が米ドル、オレンジが金を表す。

ビットコイン価格は特に米ドルが暴落するタイミングで高騰し、金とも同調する動きを見せている。

これから導き出せることはビットコインと米ドルは逆相関の関係を強めているということだ。

それは何故か?

理由はきっと複合的なものであるのだろうが、価格上昇が見込めると同時にボーダーフリーな特性を持つビットコインが金よりも優れていると投資家が判断し、リスクヘッジに利用する流れが強まっているのだろう。

以前から南米や中東などのインフレが進行する国や、米国の経済制裁を受ける国などでは価値の保管手段としてビットコインが買われていたことは知っていたが、ついに米国などのメインストリームの投資家が動き出したのだ。

機関投資家の需要が増加

2017年のビットコインブームと2020年の相違点を挙げるとするならば、機関投資家の需要が段違いに増加していることだ。

反対にいうと、2017年のブームは個人投資家が主導した非常に弱いものだった。

ビットコイン価格が崩壊して以降、仮想通貨市場には多数の機関投資家が参入してきており、2020年までに仮想通貨関連サービスが拡大している。

具体的には仮想通貨投資ファンドや仮想通貨を用いた銀行間送金サービスなどだ。

これに加え、機関投資家がビットコインを資産として保有するようになってきている。

例えば、米国のソフト会社であるMicroStrategyは数百億ドル単位のビットコインを2020年に購入した。

このようなニーズを支えるように、仮想通貨カストディや取引インフラサービス、OTCサービスなどが拡大するなど、既存の金融業界と変わらぬ市場環境が出来上がっている。

2020年、ビットコイン価格のボラティリティが低下したのにはこのような安心して投資できる環境が整ったことが関係しているのかもしれない。

DeFiサービスの登場

DeFiとはDecentralized Financeの略称である。

日本語では分散型金融と訳される。

DeFiサービスはブロックチェーン上で運用される金融サービスであり、様々なメリットを提供してくれる。

  • 透明性が高い
  • 手数料が安い
  • 仮想通貨が利用可能
  • ボーダーレスな特性

具体的には仮想通貨レンディングや仮想通貨預金と呼ばれるものだ。

これらのサービスはその名前から察する通り、ビットコインをはじめとする仮想通貨にインカムゲインを付与する機会を与える。

例えば、仮想通貨レンディングでは対象の仮想通貨を一定期間預け入れると利息が発生する仕組みになっている。

これまでビットコインは投機的な目的で売買され、長期保有するには敵さなかったが、DeFiサービスの登場でその状況が一変した。

仮想通貨コミュニティでは「保有」を意味するHODLという俗語があるが、まさにDeFiサービスはHODLの流れを生み出し、投資家のビットコインに対する握力を上げている。

2021年もビットコイン価格の上昇に期待できる理由

2021年は更にビットコイン価格の上昇が期待できると思っている。

2020年に起きた変化も劇的なものだったが、それらが継続するのに加え、それを強化する要因が揃っている。

米ドルのインフレリスク

ビットコインはデジタルゴールドと呼ばれ、金と似た特性を持っていることは前述した。

つまり米ドルが下がればビットコイン価格は上昇するシーソーのような関係になっている。

では、米ドルは2021年にどのような動きを見せるのだろうか。

僕は米ドルが強烈なインフレに見舞われると踏んでいる。

既にコロナショック以降、その傾向は顕著になってきている。

今年初めには1ドル110円程度だったが、年末にかけて7%ほどマイナスになっている。

理由は米国が経済刺激策を行うため。

2020年12月21日、米議会は9,000億ドルの経済刺激策を行うことで合意した。

日本円で言うと、90兆円だ。

これとは別に米議会は1兆4,000億ドル(140兆円)の追加予算を組んでいる。

そんな膨大な量の米ドルが市場に出回れば、必然的にインフレを誘発することになる。

このグラフはFRBのマネーストックを現したものだが、2020年3月のコロナショック以降はキャッシュの量が飛躍的に増加していることがわかる。

既に米国市場はお金で溢れかえっている。

行き場を失ったドルは株式市場に流入し、結果的に株高の要因となり、S&P500やナスダックは市場最高値を更新した。

それでもまだ経済刺激策をやろうと言うのだから、米ドルがインフレに見舞われることは避けられないと言えるだろう。

2008年のリーマンショックの際もそうだった。

不景気を脱するために米政府はドルを擦りまくり、その後には財政赤字とインフレが待っている。

米ドルがどこまで下がるかは明らかではないが、2008年のリーマンショック後には1ドル80円を割り込んだ。

ビットコインがインフレリスクのヘッジ役として機能するのであれば、2021年もビットコイン価格の上昇が継続する可能性は高い。

主要な抵抗線を抜けた

2020年のビットコイン価格は1万ドルラインの攻防戦が長く続いた。

1万ドル付近に上げては暴落してのサイクルが何回も続いた。

それだけ1万ドル付近の抵抗線が厚かったと言えるのだが、その壁は突破された。

その後は勢いを継続したまま2万ドルの壁を3回目の突き上げで打ち破った。

史上最高値を更新したのだから当たり前なのだが、もうビットコイン価格を制限する抵抗線は上にはない。

もちろんまた下がることもある。

しかしながらその際には2万ドルが新たな支持線として機能する可能性が高いと考えられる。

ビットコインが次の抵抗線を形成するとすれば、心理的な目安となる25,000ドルラインか3,0000ドルラインかもしれないが、どちらにせよ、破竹の勢いで上昇するビットコインにそれ以外の主要な抵抗線は見えていない。

Stock to Flow比率による予想

Stock to Flow比率とは金などの希少性の高い資産の価格予想に用いられる計算。

S2F=市場に存在する量(ストック)/年間生産量(フロー)

この式で求められるS2F比率が大きければ希少性があると言うことだ。

ちなみに貴金属ではこんな感じになる。

ビットコインも金と同じ特性を持つことからこのS2F比率で価格が予想されている。

ある人物の予測によると、2021年末までにビットコイン価格は100,000ドルに到達するという。

ちなみにこの方が用いている数式は以下の通りである。

ビットコインの理論価格 =「ストック(これまでの発行枚数-100万BTC)」÷「フロー(ブロック生成数×1ブロック当たりのBTC報酬量)」

ビットコインは4年毎に半減期を迎え、フローが小さくなり続けるのでそれに向けて価格が上昇していくと考えられる。

1ビットコインあたり100,000ドルに到達するかは明らかではないが、少なくとも2020年5月の半減期はビットコイン価格の上昇を牽引した。

アナリストのビットコイン価格予想

これまで様々な人物がビットコイン価格に言及してきたが、その一部を紹介したいと思う。

  • 米金融大手シティバンク(Citibank)の幹部Thomas Fitzpatrick氏:2021年12月までに31万8000ドル
  • オンチェーンアナリストのWilly Woo氏:2021年末までに20万ドル
  • Global Macro Investor and RealVision社CEOのRaoul Pal氏:2021年11月までに15万ドル
  • Canacord Genuityのアナリスト:2021年末までに2万ドル
  • 仮想通貨アナリストPlanB氏:2021年12月までに10万ドルから28万ドル
  • 仮想通貨トレーダーNebraskanGooners氏:2021年末までに20万ドル

軒並み強気な予想を出しているが、シティバンク幹部は31万8,000ドルとめちゃくちゃ強気。

2021年ビットコイン投資の方針

これらを踏まえて考えてみると、やっぱり2021年もビットコインへの期待値は高いなと言う印象。

個人的にはビットコイン価格が一気に数十万ドルレベルに到達する可能性は低いと思うが、数万ドルレベルなら普通にあり得ると思う。

それこそ直近の抵抗線となり得る3万ドルはもうすぐそこまで見えている。

どちらにせよ、長期的には上昇圧力が強く、2024年には半減期を迎えているのでこの傾向は継続すると考えられる。

なのでビットコイン投資を行う際には数年単位のHODLでの長期投資を前提にすると良いと思う。

しかしながら仮想通貨投資にはまだまだ未知数のリスクが多く隠されていることは肝に銘じなければならない。

恐れる必要はないが、仮想通貨市場やビットコインの動向は見守る必要がある。

米ドルのインフレがいつまで続くかわからないし、ビットコインと金の相関性が同じままとも限らない。

長期的な投資の優位性が無くなったと判断できるのであれば、損切りも選択肢に入れて考えるべきだろう。

個人的にも2021年は仮想通貨投資に力を入れようと思っている。

ビットコインを中心にイーサリアムや新興のアルトコインなどにも注目していきたい。

2021年の仮想通貨市場はどのような動きを見せるのだろうか。

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