どうも、ミニマムFIRE推進活動委員長のTAKUです。
みなさん仕事は楽しめていますでしょうか?
もし会社勤めに嫌気が差しているのであれば、直ぐに退職してミニマムFIREしちゃってください。
暴論かと思うかもしれませんが、自分の中では割と正論です。
実際に僕はそうして人生の質が上がりました。
こんなこと言っても信じてもらえないと思うので、今回は自分語りの回にするとしよう。
新卒ミスマッチャーが大量発生する仕組み
僕はアメリカの大学院を卒業する際に就活をして日系企業に就職した典型的な会社員だった。
なぜ、この会社に入社したかと言うと、特別な理由はなく、何となく面接を受けたら盛り上がって合格になったからだ。
普通、就活生は自己分析とかやって就職先に真剣に考えるものなのだが、その頃の自分は「大学院も出たし、とりあえず面接受ければ何とかなるっしょ!」というスタンスで未来に踏み出したのだ。
実際に何とかなったので間違ってはなかったものの、それが良かったかと言われたら別の話だ。
そんなデタラメな学生に内定をくれたのは日系の大手総合電機メーカー、誰もがその名前を聞いたことがある超巨大企業だった。
入社前に何回か面談をやってIT関連の部門に配属されることになり、何やらIT機器と呼ばれるものを海外に売り捌く仕事を命じられたのだ。
なぜその部署に配属されたのかはよくわからない。
コンピュータ得意とか言ったっけ?ってな感じでとにかく決定した。
同じ年に新卒で入ってきた同期は会社全体で数百人いたので、こんなことが各所で発生していたのだと思う。
しっかりと自分の意思を持った人間なら良いが、多くの学生はとりあえず内定がもらえればと考えて面接を受ける。
そして企業側もそこそこの学歴で、そこそこの人物であれば採用してしまう。
今思うと、日本では一般的な新卒一括採用のスキームこそが仕事のミスマッチを高確率で生み出す仕組みなのだ。
望む未来が違うとわかる日がいずれ来る
僕が観察してきた範囲で言うと、入社した後の同期達は3つの種類に分類されたと思う。
仕事を好きになれた者、責任感で頑張る者、完全に馴染めない者。
割合的には責任感で頑張る者が大半だったと思う。
100人いたら90人が責任感で頑張り、残りの10人が仕事を好きになれる、または、完全に馴染めないのどちらかだろう。
僕は小さい頃から痛い子だったので完全に馴染めなかった。
とりあえず毎日会社には行ったが、能動的に何かをやるわけではなく、頼まれた仕事をこなして定時がきたらダッシュで帰る。
仕事をこなすと言っても、仕事を振ってきた人の期待に沿えていたわけではなく、とりあえずやってる感だけ出しとくみたいな感じだ。
結構、暇して席に座ってた時もあった。
海外出張も何回か経験したが、特に成果を持ち帰ってくるわけでもなく、どこに観光に行こうかばかり考えていた。
今考えると、相当ヤバイ奴だな…
そんなダメな若手社員だったわけで、上司からの評価も最悪だったと思う。
当時、自分なりに葛藤した時期もあったと思うのだが、最後まで熱を持って仕事に向き合うことができなかった。
仕事ができなかったから情熱を持てなかったのか、情熱が持てなかったから仕事ができなかったのか…
恐ろしいことに、こんな日々が3年半も続いたのだ。
常日頃からこのままでいいのかな?と考えていたが、遂にそんな宙ぶらりんな状態にも決着がつく日が来た。
というよりも、限界を迎えたのだろう。
自分の中で「もっと自由に生きるべきだ」との結論に至った。
よく考えたら日本社会のヒエラルキーの中で大手企業の会社員というステータスを感じて生きていきたいとか、どうしても東京に住みたいとか、立派な社会人になって出世したいとか、自分の中にはそんな願望なかったとようやく気づいた。
どちらかというと、僕はカリフォルニアのヒッピー的な思考の持ち主で自由や愛を重んじる人間だったことを思い出した。
サーバー売ってる場合じゃねェ!
3年半経って就活時に怠った自己分析が完結したのだ。
気付いたらミニマムFIREになっていた
決断してからは割と早かった。
3カ月で会社を辞め、とりあえず旅に行くことは決めたので航空券だけ買った。
とは言うものの、現実問題、生活費は稼がなければならない。
その時自分には会社からの給料以外に収入は何もなかったが、何となく大丈夫だろうと思ってた。
何も考えてないに等しかったが、ノマド的な生活に憧れて金融極振りノマドと自称して活動したら割と稼げるようになって、直ぐに会社員時代以上の収入を得ることができた。
この時に人間の可能性はすげぇなと思った。
投資は前から継続していたこともあったが、会社を辞めて1カ月足らずで自由度の高い人生を実現し、自然とミニマムFIREで提唱しているようなライフスタイルになっていた。
話が逸れてしまうので割愛するが最終的にはワイフに出会って結婚し、バンコクに住み、FIRE生活を送っている。
もし生活が成り立たなかったら
ここからは蛇足になるのだが、もし会社を辞めて生活が成り立たなかったらどうしていただろうか。
会社勤めに戻っていたかもしれないし、祖父母の農家を継いでいたかもしれないし、生活費の安い国に移住して生きていく決意をしたかもしれない。
どうなったかはわからないが、結局はまた思考が一周して自由なライフスタイルを求めて動き出してたと思う。
納得のいかない日々を送ってもしょうがないですからね。
どんな失敗したって命までは取られることはない、良い時代になりましたな。