FIRE

結局FIREするには資金が最低いくら必要なのか

アバター

TAKU

米MBA卒/金融ライター/FIRE投資家
タイのバンコクでワイフと緩く暮らしてます。アメリカ株を中心としたポートフォリオを運用中。

どうも、ミニマムFIREの伝道師、TAKUです。

個人的にはFIRE生活を始めたい人は直ぐにやっちゃえば良いじゃん!とか思います。

実際に僕はやばい奴サバイバル能力が高いので、20代後半でいきなり会社辞めて異国の地で暮らせてます!

でも、普通だったら心配になるよね。

いくらか資金を用意しなければと思うのが普通の感覚。

と言うことで今回は条件別にFIREに必要な資金の最低ラインについて考えたいと思う。

鉄板の4%ルールの妥当性

FIREコミュニティでは当たり前になっている4%ルール。

年間支出の25倍の資金をポートフォリオにぶち込んで運用すれば資産を減らすことなく生活できると言う理論。

この理論はポートフォリオから7%程度のリターンを得てインフレが3%程度で進んでいくから4%を消費に回せる!との考えに基づいています。

机上の空論な感じもしますが、テキサス州のある大学のPhilip L. Cooleyという人物が1926年~1995年のデータを用いて検証した結果、4%に則って生活した場合、25年後に資産が0以上の確率は100%で、30年後の確率は98%だったという。

このことから4%ルールには妥当性があると言える、一応ね。

5%ルールでも本当は大丈夫?

個人的な見解としては4%は堅く見過ぎていると思っている。

安全重視だから堅く見積もるのは良いことなのかもしれないが、コンサバすぎる感が否めない。

本当は5%ルールでもやっていけるのではないかと思っている。

5%ルールだと必要資産は年間支出の20倍までに下がるのでこの差は大きい。

理由は以下で説明します。

インフレ率の相違

前にも語ったが元々FIREムーブメントは欧米で生まれた考えで日本人仕様になっていない!

4%ルールは米国の平均インフレ率である3%を織り込んでいるが、日本で生活する人たちにとってこれは妥当なのか?

と言うことでここ何十年かのインフレ率の相違を見てみよう。

世界経済のネタ帳から引用

アメリカのインフレ率を見るとまぁ平均3%はあり得るかなと言うレベル。

それでもインフレ率は鈍化している印象が強い。

実は1980年~2012年のデータを基に計算した結果ではインフレ調整後のリターンが5%台を記録している。

一方、日本はと言うとインフレ率が90年代後半からほぼ横ばい。

2%を超えたのすら最近では2014年のみ。

さすがデフレの国!

この傾向が続くとすると、インフレ率3%は高すぎると言える。

日本で暮らす場合はほぼ無視できるのではと言うレベル。

成長分野への投資

僕が4%ルールが堅すぎると思うもうひとつの理由が成長分野への投資。

現在の株式市場は明らかにITなどのハイテク分野が牽引している。

わかりやすいぐらいに成長分野です!と主張している。

しかしながら4%ルールはS&P500に投資することを前提としているのだ。

S&P500はアメリカを代表するインデックスなのでそれでも良いのだが、普通の感覚だったらなぜ成長分野にも投資しないのかと思いませんか?

全部とは言わないが一部でも成長分野に投資すればポートフォリオのパフォーマンスは向上するのに…

過去にシミュレーションしたものがあるので見ていただきたい。

緑線のポートフォリオはS&P500連動のETFであるSPY、新興テクノロジー株中心のナスダック株100社に連動するETFであるQQQ、長期アメリカ国債に連動するETFであるTLTに、1:1:2の割合で長期投資を行なった結果だ。

青色のベンチマークはSPY単体だが、既にポートフォリオのパフォーマンスが上回っていることがわかる。

CAGRは何と11%を超えた。

元々の4%ルールが想定していたものよりも数段良い。

FIRE達成に必要な最低資金

やっと本題に入る…

FIRE達成に必要な最低資金は年間支出に依存するが、日本の地方で1人細々と生きていくだけであれば月々15万円、年間180万円あれば生きていけるだろう。

物価の安い海外であれば年間100万円程度あれば現地レベルで言う普通な生活はできる。

どこに最低水準のラインを引くかは個人の感覚次第だが…

結局は目安にしかならないが、日本の地方で細々と生活したいなら5%ルールに則って3600万円、謎の海外の発展途上国で生きていけるなら2,000万円だ。

日本ではインフレが起きない、成長分野に投資すればリターンが向上すると予想する人は6%ルール、7%ルールと条件を可変させても構わないが、希望的観測を多分に含むシミュレーションになってしまうのでここでは止めておこう。

ミニマムFIREであれば必要資金はゼロ

ミニマムFIRE推しの僕としては、これに言及しないわけにはいかない。

若年層で数千万円の資金を用意できる人はそうそういない、と上記から再確認したわけだが、やはり日本人の可能性はミニマムFIREだ。

今すぐ実践可能なミニマムFIREという選択肢

続きを見る

もちろんミニマムFIREもスタート時に大きい資金があれば完全なるFIRE達成までの時間を大幅に短縮できる。

逆に言えばミニマムFIREのルールを守って時間をかければ高い確率でFIREを達成できると言うことだ。

ミニマムFIREであれば必要資金はゼロと言ったのは嘘ではないが、これには資金力よりも継続性が重要になってくる。

そこで上と同じ想定で3,600万円、2,000万円に到達するまでの年数を計算してみた。

3,600万円の場合

2,000万円の場合

結局はやった者勝ち

散々、数字をいじくり回してきたが、結局はやりたければやれば良いと言うのが僕の持論。

本当に本当の最低ラインは生活費3ヶ月分ぐらいじゃないかな?

日本には社会的セーフティーネットがあって死ぬことはないし、ミニマムFIREしちゃえば世界が広がって面白いよ。

稼ぐスキルもついてくるし、自由に旅行できちゃうし、最高だ。

とか、最後にちゃぶ台返しを決めたところでバイ。

  • この記事を書いた人
  • 最新記事
アバター

TAKU

米MBA卒/金融ライター/FIRE投資家
タイのバンコクでワイフと緩く暮らしてます。アメリカ株を中心としたポートフォリオを運用中。

-FIRE

© 2021 TAKU BLOG Powered by AFFINGER5