FIRE

FIREムーブメントは能動的な人生を後押しする考え方

アバター

TAKU

米MBA卒/金融ライター/FIRE投資家
タイのバンコクでワイフと緩く暮らしてます。アメリカ株を中心としたポートフォリオを運用中。

どうも、TAKUです。

いきなりですが、FIREムーブメントって聞いたことありますか?

主に欧米で流行ってる考え方なのですが、日本風に言えば早期退職、アーリーリタイアです。

最近、日本でも新しい選択肢としてアーリーリタイアを選ぶ人も出てきました。

かく言う自分もその中のひとりなのですが…

個人的にはこれはものすごくいい傾向だなと思ってます。

人生を職場や労働だけに費やすことはもったいないですから、若いうちから自由に生きる選択肢ができたことは日本人にとってもプラスだと言えるでしょう。

今回はそんなFIREムーブメントについて語りたいと思います。

欧米で流行するFIREムーブメント

そもそもFIREとはFinancial Independence, Retire Earlyの頭文字を取った略語です。

直訳すれば、「経済的に独立した早期退職」となりますが、ざっくりと言ってしまえば頑張って資産作ってリタイアの年齢を早めましょうと言う考え。

この考え自体は昔からあったのですが、欧米のミレニアル世代(1980年代序盤から1990年代中盤に生まれた人たち)の間で浸透し、最近になってムーブメントとして広まったようです。

ちなみにミレニアル世代は2020年時点で20歳半から40歳ぐらいの人たちで、日本で言えば氷河期世代の終わりからゆとり世代ぐらいまでの世代です。

定年退職までには20年から40年ほどあるような若い世代ですが、どうやってFIREを達成するのでしょうか?

FIREムーブメントには次のような特徴があります。

金融資産への投資を基礎に考える

FIREムーブメントには経済的独立という意味が含まれているため、リタイアしても収入が必要となってくる。

日本であれば定年後に年金が支給されるが、アーリーリタイアをする者に対してそのような制度はない!

そのため、FIRE達成を目指すものは金融資産に投資することで得られるリターンを収入源にすることを基本とする。

もちろん、別に収入源があればそれでも良いのだろうが、投資であれば凡人でも可能だという所がミソである。

また、資金を貯める段階でも投資を行い、効率的に資産を大きくしていくこともFIREムーブメントの特徴だと言える。

つまり、投資によって資産を大きくして、投資によって収入を得ることがFIREムーブメントの鍵なのである。

投資と言ってもデイトレのような乗るか反るかの勝負をするのでなく、株式と国債に資金を分配する長期投資を行う。

その有効性に関してはシミュレーションも含めて過去記事行っているので良かったら参照してください。

億の資産を形成する超簡単ポートフォリオ投資法

続きを見る

4%ルール

FIREコミュニティでは年間支出の25倍の資金があれば早期退職は可能だというのが定説です。

例えば月20万円の支出であれば、年間240万円で6,000万円の資金が必要になる。

これを投資に回して4%以下ずつ取り壊していけば資産額が目減りすることなく生活が続けられるというわけなのです。

その妥当性に関しては様々な意見があるが、米国株式市場の成長率が過去30年で年平均で10%程度成長していることを考慮すると十分現実味のあるものだと言えるだろう。

長期リターンで比較する日本株VSアメリカ株

続きを見る

仮に米国債との比率を半々にしたポートフォリオを組んだとしても年平均で7%から8%のリターンを得ることができるでしょう。

しかしながら、このデータが資産の成長を未来永劫保証するものではないと言うことは肝に銘じなければならない。

過去のデータに基けばコンサバに見ても年平均7%のリターンは確保できると考え、そこから米国での平均インフレ率の3%を差し引いた4%を生活費に当てる。

そうすれば原資を減らすことなく生活を維持することができる。

これが4%ルールの根底にある考え方である。

貯蓄率高めて投資資金を増やす

FIRE達成するためにはとにかく早く投資資金を増やす必要がある。

その方法は上記でも触れたが、至ってシンプルで貯蓄率を高めると同時に投資を行うと言うものだ。

これを継続して4%ルールに従って年間支出の25倍の資金ができれば完全にFIRE達成した状態になる。

インフレや年間支出、年利の固定など様々な条件が変動しないと考えれば、数式化できるのでやってみようと思う。

Mac向けのNumbersやMicrosoftのExelにはNPER関数というものが存在する。

以下の関数に数字を当てはめれば完成する。

NPER(利率, 定期支払額, 現在価値, 将来価値, 支払期日)

それでできた表がこれだ。

考え方としては貯蓄率の反対が年間支出で、貯蓄率をそれぞれの利率で複利投資して年間支出の25倍を超える年数がアウトプットとして出てくる。

前述した通り、インフレや利率の変動、年間支出の変動、初期投資などを考慮していないが目安としてはこんな感じになる。

例えば、年収300万円で貯蓄率50%であれば、年間支出は150万円でその25倍の3,750万円の資産を形成するには、年利10%の投資で13年かかるという早見表。

当たり前だが、FIRE達成までにはどれだけ年収を増やして、どれだけ生活費を削ることができるかが鍵となる。

FIREは能動的な人生を後押しする

FIRE達成を目指すには頑張って働きながら、生活を切り詰める努力が求められる。

それは人によっては苦痛かもしれないが目指すメリットは大いにある、と言うよりもむしろ目指さないほうがおかしい。

個人的には定年退職の65歳(今後はもっと伸びるかもしれない)はやりたいことをやるには遅すぎると思う。

体力や気力的にもピークはとうの昔に過ぎてるし、何より好奇心や感受性が薄れているのではないだろうか。

そんな状態で自由を手に入れても本当に意味があるとは言えない。

30代、20代で自由になれれば、何にでも挑戦できるし、人生をやり直すこともできる。

創作活動に打ち込んでも良いし、旅に出ても良いし、社会貢献活動に身を投じても良い。

個人的な表現で言えば、FIREムーブメントは消極的な人生逃げきりのような生き方ではなく、

より積極的で能動的な人生を後押しする考え方だ。

これは金融資産や若さという保険なしでは達成し難い。

普通であれば貯金が尽きたら労働に時間を使わなければならないし、老いたら人生の方向性を変えることは難しくなる。

また、遊んでいたら人生の枠が広がってやりたいことや得意なことが増えるかもれない。

そこでまた企業に所属したくなったら就職する選択肢も出てくる。

それは労働ではなく、FIREを達成したものであれば、本当の意味でやりたい仕事だと言うことができるだろう。

とにかく人生は何が起こるかわからない。

FIREムーブメントはそんな状況下で最低限の備をして自分らしく生きるためのひとつの選択肢と言えよう。

  • この記事を書いた人
  • 最新記事
アバター

TAKU

米MBA卒/金融ライター/FIRE投資家
タイのバンコクでワイフと緩く暮らしてます。アメリカ株を中心としたポートフォリオを運用中。

-FIRE

© 2021 TAKU BLOG Powered by AFFINGER5